ニックネーム:Takelph
隠居鍛冶屋の旅日記(主にゲームという名の仮想現実内で)

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2006年07月23日(日)
旅日記5 三日月山脈
 魔女様に私の思いをポツリポツリと話していると眼下の真夜中の街道をオスタードに乗った伝令が走り過ぎていった。気配を感じたのかKarenさんが眼を覚まして起きてきた。夜明けも近いらしい。Britanniaの夜は短い。近頃は、Britannia標準時よりも地球と呼ばれる世界の時間で物事を考えることが多いが、この旅ではBritanniaで夜になれば休息をとることになっているため、改めてBritanniaの時間を感じることができる。時計の針が4時を指すと同時に日が昇った。暗い夜はBritannia時間ではたった4時間(地球時間では24分間)しかないのだ。
 Pearceさんは疲れているので起さないでといって眠りに就いたので比較的安全なこのガードポストに残していくことになった。残りの者で旅を続けるために階下に降りると一晩中姿を隠して遊んでいたらしいkirryちゃんが「にしし」と笑いながら姿を現した。隠れて屋上での会話を聞いていたのかと思って恥ずかしくなり怒ったがそうではなかったらしい。逆に何を話していたのかと聞かれる羽目になった。魔女様が「大人の会話じゃよ」と軽くあしらうがkirryちゃんは気になるらしい。
 橋に戻ると早速kirryちゃんのサイコロゲームを行うことになった。ブリッジトロルとなったkirryちゃんと橋を渡りたい旅人である残りの3人の勝負となる。我々が勝ったら橋を渡らせてもらえるが、負けたらさっきの会話の内容を教えるということになった。
 全員が1回ずつサイコロを振って出した目の合計の大きさを競う。kirryちゃんと残りの三人の目を比較して、我々の3勝なら我々は1歩前進しkirryちゃんは1歩後退。我々が2勝のみなら我々の1歩前進のみ。kirryちゃんの3勝なら我々は1歩後退。それ以外であれば両者は動かず。でどちらかが後退しきって橋から下に落ちた時点で負けというルールだ。前進ができないkirryちゃんが不利ではあるが、開始地点は、かなり我々側に偏った地点だったため我々が連敗すればいきなり負けもありうる。
 何かに憑かれたように大きな目を出し続けるkirryちゃんに一時は押されまくった我々だが徐々に押し返す。しかし後一歩のところでまたとり憑かれたように大きな目を出し続けて粘るkirryちゃん。KarenさんのRemove Curseの呪文と魔女様の「勉強しないでこんなことばっかり」とのお叱りの声にようやく憑物が落ち、ブリッジトロルは魔女の弟子に戻った。しかし、かなり頑張ったのでこの日記で、話の内容を書いてあげることにした。
 ようやく橋を渡って旅を再開する。さっきとは反対の岸を川沿いに下っていくとあの酒場に辿り着いた。そう、かつてNereus海賊団が根城としていた親不孝亭だった。以前大公城に襲撃を受けて以来、出入りを自粛してきたが大公国が解散となった今再びこの酒場を訪れてみたいと思っていた。この酒場に居続けることを自分の役目としているというTadamonoEXという男には何故か共感するものがある。もう一度会ってゆっくりと話をしたかった。しかし、今日は時間が遅かったためかTadamonoEX殿もおらず、伝説の海賊の栄華を示す薔薇の花達が屋上の闘技場にゆれるのみであった。
 親不孝亭を後にして海岸に出てさらに進むと中央に岩山がある半島が海に突き出している場所にやってきた。こんなところに岩山があっただろうか。あらためて地図を見てみると確かに存在するらしい。掘り師として長年Britanniaの鉱山を回った私だったがこの岩山の存在は全く知らなかった。数ヶ所掘っただけでは目ぼしい鉱石の鉱脈は見つからなかったが、時間のあるときに戻ってきてゆっくり掘ってみたい。
 半島を回り岩山の反対側を戻ろうとすると岩場が海にまで迫っており歩いて通過するのは無理そうだった。そこでKarenさんが船を出しその岩場だけ迂回した。そろそろ野営地に適した場所を探そうかといっていた頃、今日一日かなりの距離を歩いて疲れて注意力が鈍っていたのかふらふらと皆から離れて歩いていたkirryちゃんが風の精霊に巻き込まれて倒れてしまった。皆で探し出して精霊を倒して看病するとようやく息を吹き返す。もう長く歩くのは無理と判断し、森に入ったところで倒木を見つけてそこを第4野営地とすることにした。この森を抜ければMinocはもうすぐだ。

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