ニックネーム:Takelph
隠居鍛冶屋の旅日記(主にゲームという名の仮想現実内で)

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2006年07月29日(土)
旅日記7 Minoc到着
 今日は、旅団の移動日だったが昨夜遅く第4野営地に戻ったためまたしても寝過ごしてしまった。慌てて飛び起きると魔女様の思念を感じ取ることができた。遅くなったことを詫び、現在地を尋ねると既にMinoc入りし、街に一軒しかない酒場で既に休んでいるとのことだ。私もと先を急ぐ。 第4野営地は、Minocのすぐ近くだったようで程なく私も懐かしい故郷Minocの街に辿りついた。そう、この街は私の故郷なのだ。私の家系は代々この地で鉱夫や職人として暮らしてきた。父方は、先祖にドワーフがいるんじゃないかと言われるぐらいの根っからの鉱夫だったし、母方は職人の家系で父はその技術を学んで鍛冶職人にもなった。
 懐かしい景色を眺めていると後ろから男に声を掛けられた。「いい仕事があるんですよ!」振り返ってそいつの顔をみたとたんに脳裏に何かが浮んだ。改めてじっと見つめると向うも見つめ返してきた。
 「Takelphか?!」私も驚いたが向うも驚いていた。そう、子供の頃一緒に遊んだOrrinだったのだ。お互いすっかり初老といってもいい年齢になっていたが子供のころの面影は当時のままだった。奴の家は代々Minocの市長などを務め、田舎貴族とはいえ爵位があったのだが、この友人はちっとも貴族の子供らしくなく、私のような平民の子供と一緒に鉱山を駈け回って遊んでいた。一しきり互いの現況を話しているとあっという間に時間が経過してしまった。
 ようやく魔女様が酒場で待っていたことを思い出し、The Barnacleに行くというと奴もついて来るという。しかも今晩は家に泊めてくれるそうだ。Minocには宿泊可能な施設として一般に認められているのは本当は酒場であるThe Barnacleしかないので在り難い申し出だった。酒場で寝るというのは、酔っ払いと一緒にテーブルに突っ伏すということだからだ。
 酒場につくと魔女様はもうお休みになろうとしていたのか寝酒にワインをお飲みになっていた。私はOrrinを紹介し、この街が私の故郷であることを説明した。私が街の観光案内をさせてくださいと申し上げると「それは楽しみだ、皆に告知しよう」とおっしゃって下さった。

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