ニックネーム:Takelph
隠居鍛冶屋の旅日記(主にゲームという名の仮想現実内で)

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2006年07月01日(土)
旅日記1 出発
 「うお!」目覚めて石のテーブルの下から眼をこすりながら這い出ると誰かに驚かれた。出発しようと集まっていたところだったらしい。
 「これで4人か。」と魔女様が言った。他の3人はだれだろうと見渡すとKarenさんとPearceさんがいる。Pearceさんというのは、あまり逢ったことがなかったが魔女様の昔からのお仲間の歌い手だったと記憶している。彼女も旅に参加するようだ。その場にもう一人いたcielさんは、歌姫のCielさんではなく元SRでピットギルドBlack Catを興したほうのcielさんで彼女は見送りのようだ。
 「出発じゃ。」屋敷を出てまずは北に向かう。危険な内陸部を避けて比較的安全な海岸線を辿ってMinocに向かうようだ。だが直後に危険が襲い掛かった。
 魔女様が炎に包まれた。リーパーの攻撃である。平然とされているがダメージはかなりあるようだ。リーパーは移動できないからと逃げようとするとテレポートで目の前に飛んでくる。念のために皆でパーティーを組んでおくことになった。
 今度はトロルが襲い掛かってくる。すると魔女様が不思議な呪文を唱える。聞いたことのない呪文だった。すると驚いたことに濁ったトロルの眼がパッチリと澄んできて魔女様に敬礼をした。これが魔女様のCHARMの術か。
 「驚きました。」と素直に申し上げると魔女様は「クス」とお笑いになる。Karenさんがそのトロルに、護衛の任を任せたはずなのにこの場にいないWolFのリーダーの名前をつけようと提案する。そんなわけでMohawkという名になったこのトロルに護衛をさせながら旅を続けていると、ようやくWolFのメンバーが追いついた。Forcas殿とChloroplast殿だ。そこで彼らのリーダーがオーガ相手に戦っているのをみて目を丸くしていた。
 「ちょっと不細工になったな、Mohawk。」とForcas殿がトロルに声をかける。「Forcasはいつまでボケるつもりだ?」とChloroplast殿はそっけない。この二人が護衛についてくれるなら安心だろう。
 しかし、その直後に恐ろしいことが起こった。誰かがぬかるみに足を踏み入れたとたんに足元の巣穴より黒ソレンの大群が湧き出してきたのだ。働き蟻だけでなく兵蟻もいる。それが一度に10匹以上襲い掛かった。Karen殿が神聖呪文で追い散らそうとする。WolFの二人が剣を取り立ち回る。兵蟻の吐き出す酸で瀕死状態になりながらも皆の活躍で一名の死者も出さずに済んだが肝を冷やす事件だった。
 そうこうしているうちに川に行き当たっていた。生憎と橋はなさそうなので上流まで遡って迂回することにする。ようやく源流に到達し今度は下流に向かって下る。川の側に岩場があったのでふと掘ってみるとそこはValoriteの鉱脈だった。それを皆に伝えると私と同じような戦う鍛冶屋であるChloroplast殿がガーゴイルピックアックスで掘り始めたが鉱石の精霊は出なかった。
 Forcas殿が生肉を出してきたのでヒーティングスタンドを作ろうと思ったが上手くいかないので焚き木を取り火を起こした。丁度川沿いで倒木もある場所だったのでそこで小休止をしようということになった。戦士というのはサバイバル術にも長けていないとだめらしい。Forcas殿がやがて上手そうな臭いの焼肉を焼き上げた。皆で彼の腕前を褒めるとodessa殿ならもっと旨く焼くと謙遜した。
 折れ矢にQroma殿が姿を現したという通信が入ったようだ。Qroma殿もしばらく魔女様のところに居た女性らしい。Karen殿が会いにいくというので我々はその辺りで時間を潰す。とりあえずフリーフォージを見つけたい。調査のために採掘した鉱石がすでにかなりの量になっている。しかし、Feluccaではパブリック化されている家は少ないし、このような平地ではフォージを置いてある家もあまりないようだ。しばらくしてKaren殿が戻ってきたが結局うまく逢えなかったらしい。
 また皆で歩きだすと寝坊したkirryちゃんが骨馬に乗って颯爽と登場した。骨馬は骨に戻る直前だったようだが、彼女は相変わらず元気がいい。彼女が合流して間もなく我々は花畑にたどり着いた。Feluccaでこのように花が咲いている場所は非常に珍しい。それに感心していると魔女様が白骨も転がっていることを指摘する。やはりFeluccaであることは間違いない。花をよく見ると秘薬の元になるジンセンの花があった。薔薇の花によくにている。
 花畑があったことと地形からここが燭台半島の中央部であることがわかった。ということはこの北に昔賢者の塔が立っていたはずだ。皆でその跡地を見にいくことになった。賢者の塔がかつてあった場所には所有者の違う別の塔が立っていた。kirryちゃんがウィスプに喧嘩を売って幽霊になり中の様子を覗いたりしているうちに日が暮れてきた。この旅では日が暮れたら危険なのでキャンプを張ることになっている。
 夜は勉強の時間らしい。魔女様がkirryちゃんに授業をするようだ。皆も興味深々で聞いている。他の皆は楽にしていいと魔女様がいうと、kirryちゃんがわーいといいながら釣り糸を垂れる。魔女様の叱責が飛び、問題が出題された。「マントラとは何だ?」kirryちゃんは考えるふりをしてポケットから水晶を取り出した。「徳と共にあれ。」と水晶がいう。すかさず「徳です!」と元気に答えるkirryちゃん。カンニング…。魔女様もあきれ返っている。「良いかい、マントラとは真言、呪文とほぼ同意だ。」魔女様も力が抜けたようで授業は終わりとなった。
  魔女様が護衛に給金を支払うというので皆がモンスターなどから得た金を集めた。給金を支払っても結構な余りがあるらしい。魔女様がサイコロを出した。魔女様が賭博をやるとは意外だったがこの私が乗らないわけが無い。皆も続々と参加を表明する。Chloroplast殿とPearceさんは先に休むようだ。Chloroplast殿が寝たと思ったらファイアビートルと一緒に現われた。上手く寝れなかったというが私が鉱石を貯めていることを知っていてわざとファイアービートルを呼び出してくれたのだろう。お陰でバッグが軽くなった。
 二人が寝たあとkirryちゃんがいい考えがあるといって賭博のルールを皆に説明し始めた。勉強が終わったら急に元気になったようだ。その内容はこんな感じ。お金を皆から8歩ほど離れた位置におき皆は横一線にならぶ。サイコロ2個をふって奇数なら1歩前進、偶数ならもう一度ふって奇数ならその位置をキープ。偶数が連続で出たら1歩後退。お金のあるラインに最初に到達した人が勝ちというもの。遊びとなると俄然知恵が回るらしい。なかなか面白そうだ。私は最初のほうはいい感じだったがいつの間にかラスト集団にForcas殿と二人で取り残された。女性陣がなぜか強い。最後はkirryちゃん、魔女様、Karen殿の三人がリーチとなり、Karen殿が勝利を得た。
 遊んでいたらすっかり夜が明けてしまった。しかし徹夜なので皆もう歩く気力はないようだ。先ほどの花畑に移動してそこで今日は一日のんびりとすることになった。Karenさんが、折れ矢でSaber殿からもらったというワインを皆で乾杯した。朝日を浴びて飲むワインもオツなものだった。
2006-07-01 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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