第二野営地で目覚めた。先週は休んでしまったがその間にCrimson Vortex本隊はIceの洞窟のある氷の山の辺りまで進んだらしい。Luke殿の結婚式にも招待されていたがそちらにも出席できなかった。今度お会いしたらお詫びとなにかお祝いの品を差し上げねばならない。
とりあえず明日の移動に同行するには、今日中に追いついておいたほうがいい。そう考えて一人で歩き始めた。
前回フォージを貸していただけたお陰で荷物は軽い。せっかくなので調査採掘をしながら歩くとまたヴェライトの鉱脈を見つけた。地図に印をつけておく。そういえば、Britanniaで産出される鉱石のうち希少で価値のある3種をヴァロライト(Valorite)、ヴェライト(Verite)、アガパイト(Agapite)と呼ぶが、それらの名前は3つの原理からきている。ヴァロライトは、勇気Valorそのもの。ヴェライトは真実を意味する古い言葉でVeritasという言葉からきている。アガパイトは博愛を意味するAgapeからという具合だ。
そんな豆知識を思い出していると、頭に魔女様の思念が届いた。本隊はどうやらIce付近で凶暴な狼やラマに襲われたそうだ。用心のために陸地を離れ、沖合いに船で逃れているらしい。私は奪われて困るようなものは今回の旅には持ってきてはいない為、構わず進むことにした。
大滝の南に正義の神殿がある。よい機会なので神殿でマントラを唱えて瞑想をすることにした。私は特に信心深いほうではないし今回の旅の目的も巡礼ではなく調査採掘なのだが、そうすることが旅人にはふさわしいような気がしたからだ。
「BEH、BEH、BEH」
正義のマントラを唱えて3周期の瞑想をするうちに私はいつしか眠りに落ちていた。
気がつくと辺りはすっかり暗くなり、魔女様の気配も消えてしまっている。どこかもう少しゆっくり休めるところに移動しようと夜道を歩きだした。
エティンやオーガが襲ってきたが、前回包帯をodessaからもらっていたので包帯を巻きながらつるはしでなんとか撃退する。そしてようやく街道にでた。
どうやらSerpent's Spineの山麓の街道に出たようだ。久々にみる山肌を掘りまくりたいのを我慢して休むところを探すと街道沿いのガードポストを見つけた。中にはベッドもあったが、夜中に帰ってきたガードにたたき起こされるのはごめんだったので自分の寝袋を出す。明日は少し早めに起きて氷の山まで行こう。
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2006-07-21
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