ニックネーム:Takelph
隠居鍛冶屋の旅日記(主にゲームという名の仮想現実内で)

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2006年07月30日(日)
旅日記8 Minoc観光
 昨夜の魔女様との話で私の生れ故郷であるMinocを旅団の皆に案内することになった。約束の時間に酒場The Barnacleに行ってみると魔女様、kirryちゃん、Karenさんがテーブルに着いて待っていた。odessaもいたらしいが先に寝てしまったようだ。出発前に履物チェックをしたが全員ちゃんとブーツを履いてきていた。後でわかるが今日は普通の靴やサンダルではダメなのだ。
 まずは、北の厩舎を見に行く。鉱夫にとっては大切な荷馬を預かってくれる場所でもある。ブーツなのだから後で洗い流せば済むことなのに女性陣は馬糞を踏んだ、踏まないで大騒ぎをしていた。今日は行かないが、北厩舎から街を出て北に進むと北Minoc高原、すなわちSST領に至る。SSTにとってはこのMinocの街は玄関口にあたる訳だ。
 次に私の祖父と父が所属していた鉱夫ギルドGolden Pickaxeに案内する。kirryちゃんに私もこのギルドに入っていたのか聞かれたが残念ながら私は子供の頃に街を出てしまったので所属はしなかった。ギルドの事務所には、鉱山で見つかった非常に珍しい宝石の見本も展示されている。最近ではエルフ達のもたらした技術により、鉱石の中から貴重な宝石の原石を見わけることができるようになったが、昔はよっぽど純度の高い結晶でもなければ採掘中に宝石を掘り出すことなどできなかった。
 南に下ると道具屋、大工屋が並ぶ。Minocには昔は船大工があったのだが、南に大きな街Vesperができた為に現在では船関係の産業はすべてVesperに移っている。それでもMinocとVesperの間は定期船が通っており、この大工屋の前の運河からVesperの町にインゴットや鍛冶製品を輸送しているのだ。そんなウンチクをたれながら、次に案内したのは神殿建造地だった。そこでMohawkが合流する。我々を探して街を二周回ったそうだ。
 その神殿は百年前から建造が始まり今に至ってもまだ建築が終わらないのだ。この神殿のデザインをした建築家が建築の工程についても細かい注文をしており、その通りに進めたらそんなに時間がかかってしまったという。それを話すと皆驚いていた。Mohawkの感想だが「作り続ける風景が街の一部」ってのは確かにこの街の気風を言い表しているかもしれない。
 そこで夜になったため、休むことにした。Britannia時間にあわせて夜は休むのが今回の旅の決まりだ。この街で公的に認められた宿泊施設は酒場しかない。私やMohawkなら酒を浴びテーブルで突っ伏すのも良いが女性陣には少々気の毒だ。そこで、ジプシーキャンプに向かうことにした。
 ジプシー達がMinocの入り口にキャンプを張ってからもう随分となる。ジプシー達は最初は人数が多くMinoc住民とも小競合いがあったが、ジプシーキャンプに人狼が紛れ込み多くのジプシーが犠牲になった後にMinoc住民の協力により退治されるという事件があった後は、双方の領分を冒さないという条件の下黙認されるようになったそうだ。ともかく、ジプシーは自分達を旅人とみなしており、旅人には親切で頼めば空いているテントを使わせてくれる。
 女性3人をベッドのあるテントに案内し、Mohawkと私は別のテントに泊まろうとすると女性のジプシーが入ってきて困ったようにこっちを見た。どうやら彼女のテントだったらしい。慌てて退散し別のテントに入ってみると大きなテーブルがおいてある食堂用のテントだった。Mohawkに目で合図すると彼もニヤリと笑う。朝までここで酒を酌み交わそうという算段だ。Mohawkが出す酒はオーク産、ヘッドレス産、ハーピー産と珍酒ぞろい。私はBarnacleのエールを出して二人で飲み出した。話題は自然と隣町Vesperに襲来してきたというオフィディアンのことになった。VesperとMinocはそう遠く離れていないためオフィディアンがこちらにも攻めて来る可能性は高い。
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