ニックネーム:Takelph
隠居鍛冶屋の旅日記(主にゲームという名の仮想現実内で)

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2009年03月20日(金)
闇の聖典: 忌まわしき眼
 その後、南の洞窟でこの世界を統べる神を名乗る龍を屠ったナルシヴァル達は、ついに洞窟の最深部に安置されていた宝珠を持ち帰り王に献上した。王は、宝珠を受け取るや否や僅かな報酬をナルシヴァル達に下賜すると山頂にある呪いの城に攻め込んだ。城の執事は王の後詰として山脈を登り王を支援するようにと彼らに要請した。そのことをきいたベアトリクス達は、同様に持ち帰った宝珠を王に献上せず彼らの仲間のホークウィントとフォルカスに預けた。彼女達の元々の目的は、王の要求を満たすことではなかったのだ。

「あの人達が先にあの扉の鍵を開けてここまで来てくれたおかげで簡単に来れるようになったねー、ニシシ。」とフェアリー吟遊詩人のキリーが笑った。
「お前がやったときは何十回やっても開かなかったのにな。」後ろを歩くムーク錬金術師のオデッサが言う。

 ナルシヴァル達が山脈に向かったのを知り、ベアトリクス達一行も山脈の探索に乗り出した。彼らの目的の1つは、この先に住む強力な魔物たちが隠し持つ武具の数々を手に入れることだった。山の内部にくりぬかれた回廊を歩き、幾度かの戦闘を経た彼女達は、この山脈2階の魔物の手強さに確かな手答えを感じていた。

「では、この玄室の扉を開けます。」先頭を歩く戦乙女のベルリオースが扉に手をかけ持つ長槍を構え直した。一瞬の緊張の後、彼らが扉の向こうに見たものは…

 無数の眼だった。夥しい数の眼が明滅を繰り返していた。それも2つずつ揃っている普通の生物の眼ではない。奇怪なスライム状の生物の体の随所に無作為に大小様々な眼が開いたり閉じたりを繰り返していた。

「いかん…ブロブアイだ!逃げろ!」初めて遭遇した魔物だったが、LATUMAPICとベアトリクスが持つ前世の記憶がその魔物の正体を彼女に告げ、今の時点でその魔物と戦うのは危険だと警鐘を鳴らしたのだ。

 幸いなことに此方に気がついている様子はない。彼らは急いで玄室の扉を閉めて立ち去ろうとした。しかし…、慌てて逃げ出そうとした彼らが返って魔物の注意をひいてしまったのか、無数の眼が一斉に此方を凝視してきた。もはやそれは一方的な殺戮であった。8体いた魔物が次々に魔法とブレスを放つ。最後まで諦めず逃走を図っていたモホークも力尽き、やがて玄室の床には六つの骸が横たわった…。

 数日後、彼らの遺体はナルシヴァル達により寺院に運びこまれ、蘇生の儀式が行われた。しっかりと前回の恩を返したナルシヴァル達は、無事に蘇ったベアトリクス達の信頼を勝ち得、以後二つのグループの協力体制は強まったという。

 敵がこちらに気がついていないのに逃走に失敗するってのは酷い話です。五つの試練では、向こうが気がついていない時は確実に逃走できたと思うんですけど。
 バイロンがLv14になったらMALORを覚えてくれるだろうと期待していたんですがLv13で覚えたMAWXIWTZとMAHAMANから増えてくれず諦めて強硬救助しました。幸いブロブアイは出ませんでしたが、ナルシヴァルがサッキュバスにドレインを食らい思わずルビーのスリッパを一個消費してしまいました。私、レベル上げのためだけに戦うのが苦痛なもので…。
 ちなみにその後ナルシヴァル一行も山脈3階でブロブアイに全滅させられてベアトリクス達に救助されました。前回のプレイではこの後山脈で何十回と全滅させらました。MALORを使える者が一人ずついれば全滅に対して不感症になってしまうのでMALORが使えないうちに全滅を体験できてよかったです。(とか言ってるとさらに大変なことが起こってしまうのですが。)
2009-03-20 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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