ニックネーム:Takelph
隠居鍛冶屋の旅日記(主にゲームという名の仮想現実内で)

»くわしく見る
2009年03月28日(土)
闇の聖典: テレポーター
 ナルシヴァル達は山脈3階を探索したが、中央部への進入路を見出せず、仕方なくエレベーターでこの広いドーム状の空間が広がる山脈4階まで登って来たところだった。広い床のあちこちに穴が点在しており、そのいくつかは墜ちるとダメージを受けるだけのピットだが階下まで落ちてしまうシュートもある。山脈3階の中央部にはこれらのシュートを使って降りることが出来るようだ。LITOFEITを唱えている間は落ちることはないので、予めそれぞれの穴がピットかシュートかを地図に書き記し、後でLITOFEITを解除してシュートだけに落ちてみるという方針を建てた。しかし、この広大なドームにも所々魔物が出現するポイントが点在するためそう簡単には探索は進まない。しかもこのフロアに出現する魔物はさらに凶悪さを増している。
 何度か危ないところでルビーのスリッパで逃げ帰っているうちに商店のルビーのスリッパの在庫は尽きてしまった。当然のようにナルシヴァルとグレッグのLOKTOFEITも忘却済みだ。ルビーのスリッパを仕入れるために何度か南の洞窟へも足を伸ばしてはいるが、欲しい時ほどルビーのスリッパは出ない。

 突然、目の前に炎が立ち上り巨大な姿が行く手に立ちふさがった。その足元には無数の眼が這い回っている。ファイアージャイアントとブロブアイの集団だ。この山脈4階でも最強最悪の魔物集団に遭遇してしまったと言ってもいい。ナルシヴァル達はわき目も振らずに逃げ出した。逃走に成功したのは僥倖と言わざるを得ない。

「恐ろしいな…。あのブロブアイにファイアージャイアントまでというのは。」とナルシヴァルがつぶやく。
「ファイアージャイアントのブレスをまともに受けたらレダとバイロンは持たないでしょうね」とタケルフがそれに答えた。
「幸い今は逃走には成功したが、逃げ遅れたらまたこの間のように…。」
「もはや出会わないよう祈るしか手はないでしょう。」

 運を天に任せての探索が続く。マカラとサッキュバスというこのフロアでは比較的与し易い魔物を倒したところ宝箱が出た。ホビット盗賊のレダが早速罠を調べ始めた。

「テレポーターっぽいね。」
「まぁ、飛ばされたとしてもこのフロアならどこへ飛んでも直ぐ戻れるな。」
「中央の岩の柱の中だったら?」
「さっきのCALKOによるとあの内部には空間があるみたい。」
「それなら寧ろこの正解シュート探しをショートカットできるかもしれん。」
「でも、わざと引っかかるってのはちょっと…。」
「それもそうだ。普通に解除してくれ。」
「じゃ、いくよ。」

 カチリという音とともに宝箱の蓋が開く。それと同時に目の前の空間に歪みが走る。直後、視野は闇に覆われ、体には信じられない重圧がかかった。

  *いしのなかにいる*

 死の直前、その事実だけ認識してスカーレット、タケルフ、ナルシヴァル、グレッグ、レダ、バイロンの6人の冒険者は岩に同化した。

 前回のプレイでこの山脈4階には岩のブロックはないことは知っていたのですっかり油断していましたが、テレポーターの罠で飛ばされるのは同フロアとは限らないようですね。実は、リセット封印プレイを始めてから、初めての*石の中*です。リセットをしていた時代でも一度あったかなかったかぐらいでしょうか。非常に貴重な体験ができたと思います。外伝の仕様では全員の遺体はそのまま寺院に送られるだけなのですが、今回はこの体験を活かして全員消失扱い、と言いたいところですが、やっぱりヌルい私の場合は、悪のパーティーのほうで飛ばされた先であろう山脈3階の全てのマップを埋め、全ての岩ブロックをCALKOで調べつくすことができたら救助できたことにして復活させることにします。
2009-03-28 | 記事へ | コメント(4) | トラックバック(0) |
| Wizardry: Scripture of the Dark |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/pickaxe/trackback/57/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
inserted by FC2 system