ニックネーム:Takelph
隠居鍛冶屋の旅日記(主にゲームという名の仮想現実内で)

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2009年04月12日(日)
闇の聖典: 戦乙女の特訓
 司教ベアトリクスが再び消息を絶ち、野伏フォルカス達は行動を初めた。必要なのは10000Gだ。それさえあれば近衛兵に誰かの遺体を収容してもらえる。彼らは、ただ金を得ることを目指して墓場を荒らしてまわっていた。いつか罰が当たるかもしれないなどと気にしている余裕はない。彼らのレベルが7に届く頃、ようやく10000Gが貯まった。

 そして、寺院にまた一人の遺体が運び込まれた。今度の遺体は、人間の戦乙女ベルリオースだった。

「ここは… ヴァルハラ… では、ないようですね。」
 ベルリオースも無事に蘇生され、状況説明を受けた。そして彼女を中心として居残り組の強化を図り、山脈への救助隊を編制することになったのだ。

 だが、ベルリオースは、一人だけ蘇って焦っていた。こうしている間にも仲間達の誰かの遺体が消失するかもしれないと思うと仕方のないことだ。墓場ではもう敵の強さが十分でないと判断し、すぐに寺院へと訓練の場を変えた。それでもまだ足りないと感じていた。

「フォルカス様、そんな太刀筋では敵に見切られます。もっと工夫して下さい。」
「バルバス様、力任せに振り回せばいいというものではありません。」
「ゴチ様、あなたが麻痺を受けてどうするのです。私がいなければDIALKOが唱えられるのは貴方だけなのですよ。」
「ホークウィント様、なにもすることがないなら隠れて攻撃に参加してください。」
「ギレット様、KATINOのタイミングが遅すぎます。もっと詠唱術式を早く完了させてください。」

 そこで彼女は、山脈へと続く通路の途中にあるダンス会場とよばれる玄室の立ち並ぶ場所に連れていった。そこは、野外では最強クラスの敵が現れる危険な場所だが、その分そこでの戦闘経験はギレット達居残り組大きな力となる。それにベルリオースは既にMABARIKOという僧侶系最強の全体攻撃呪文を覚えていたため、それさえ唱えれば大概の敵に勝つことができる自信もあった。

 ゼノやレンジャーなどとわたり合い、そろそろ一度帰還しようとダンス会場の入り口に立った時、突如ピーコックの集団に襲われた。しかもこちらが気づくまえに攻撃を仕掛けてきた。いきなりブレスを受けてギレット、ホークウィント、ゴチが倒れてしまう。虫の息ながらも命を永らえていたフォルカスとバルバスも次の個体のブレスを受けて倒れた。

 あっという間に一人となったベルリオースは決断を迫られた。彼女だけでもこの場を逃げ出すか、それとも戦うか。逃走に失敗すれば、一方的に攻撃を受けることになり彼女の命も危うい。LOKTOFEITを使うという手もあるが、ここまで犠牲を出しておきながら逃げ出したならこの戦いは無益だった事になってしまうだろう。そう考えた彼女はMABARIKOを唱えることにした。彼女だけでも勝利できれば、この戦いは無駄にはならない。

 しかし…、彼女が呪文の詠唱を完成させる前に、一羽のピーコックの鋭い嘴が彼女に迫る。そのまま心臓を射抜かれたベルリオースは絶命した。

 いやぁ、また全滅してしまいました。いくらMABARIKOを覚えたLv18の戦乙女が1人いるとはいえ、残りの者のレベルが8そこそこでのダンス会場でのレベル上げは無謀でしたね。
2009-04-12 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
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